Graduate School of Engineering, Kobe University

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第27回神戸大学大学院工学研究科公開講座・ひょうご講座

暮らしを支えるエンジニアリング-ロハスな生活とは?-

平成21年6月13日(土)から7月11日(土) (毎週土曜日)

1. 講座のテーマ

暮らしを支えるエンジニアリング-ロハスな生活とは?-

2. 講座の概要

工学部公開講座で取り上げてきたテーマ履歴を見ると,時代の社会背景が色濃く反映されていることがわかります。公開講座が始まった頃の1980年代までは生活の利便性・効率性・安全性を向上させることが工学の使命であることを誰もが疑わず,人類の英知が紡ぎ出す技術革新は必ずや私たちの幸せをもたらすと確信してきました。当時すでに経年的な気温上昇という気象事実があったにも関わらず,地球が氷河期に向かうという見方すらあり,先進国を中心とする効率優先の社会経済活動の減速メカニズムが働く気配はありませんでした。しかし,1980年代の後半以降,科学者でなくともみんなが地球温暖化や資源の枯渇を現実問題として受け止めるようになり,地球環境,持続的発展などのキーワードとともに自然環境の保全が人類を含む地球上の生物にとって重要であることを認識するに至りました。
 全球規模の気候変動を最小化するために,京都議定書などの国際規制や省資源・省エネルギー技術を開発・導入するなど本腰を入れた人類の取り組みが求められ,その中で工学技術が大きな役割を果たすことは言うまでもありません。しかし,工学技術がもたらす生活の利便性・効率性を享受し,社会資本整備によって向上した安全性に慣れ親しんだ私たち自身を省みると,健康で持続的な生活を実現するためには,技術の恩恵に頼るだけではなく,私たちの暮らし方にも工夫の余地があることに気がつきます。経済不況の事例を見るまでもなく,地球上のどこかで発生した自然や社会変動が速やかに全球規模で波及する今日,コンパクトで負荷の小さな生活スタイルへと切り替え,自立性の高い暮らしを実現することが必要不可欠の時代になってきました。国際的取り組みや大上段に構えた技術革新に頼らずとも,片意地を張らない昔年のささやかな暮らしが高い持続性を有することは,高度経済成長とその弊害を経験した私たちには十分理解できます。
 このように暮らし方のパラダイムシフトが求められる今日をとらえ,本年度の公開講座では「暮らしを支えるエンジニアリング」と題して,LOHAS” Lifestyles Of Health And Sustainability”な生活を実現するための工学技術を紹介することとなりました。様々な切り口から,工学技術が如何様に「ロハスな生活」を支援し得るかが本学の教員陣により紹介されます。受講頂いた後に今一度,皆様ご自身の生活スタイルを再点検頂き,地球の持続性を支えるロハスな生活を営んで頂くことを祈念して,本年度の工学研究科公開講座の開講ご挨拶に代えさせて頂きます。

講義日程・題目及び講師はこちらをクリックください。
神戸大学の公開講座のページもご覧下さい。

3. 開講期間

平成21年6月13日(土)から7月11日(土) までの各土曜日
(90分×10回、1日2講義)

4. 会場

神戸大学工学部 C3-302教室

5. 受講対象者

一般社会人・ 学生

6. 募集人員

100人

7. 講習料

7,200円
(※一旦支払われた講習料はお返しできません。)

8. 修了証書

講義を6回以上受講された方には、修了証書を授与します。

9. 受講申込方法

(1) 受付期間
平成21年5月7日(木)から平成21年6月10日(水)まで

(2) 申し込み方法
下記問い合わせ先へご連絡いただければ、募集要項を送付いたします。募集要項別添の受講申込書に必要事項を記入し,下のあて先にお送りください。
学生・生徒に限り,メールでの申込も可能です。その場合は,お名前・性別・年齢・学校名・学年・ご住所・電話番号を総務係 (eng-soumu@office.kobe-u.ac.jp)までご連絡ください。

(3)講習料の払込み
募集要項別添の「払込取扱票」により講習料を払込み、受け取られた「振替払込受付証明書」を、受講申込書の所定の欄に貼り付けて送付してください。学生・生徒の方は,払込みの必要はありません。公開講座当日に学生証もしくは生徒手帳を受付にてご提示ください。 

10. 問い合せ先

◎公開講座の内容、申込状況等について
神戸大学工学部総務係
電 話 078-803-6333   FAX 078-803-6396

11. 公開講座会場等への交通案内図

こちらをご覧下さい。

【公開講座会場】

神戸大学工学部 C3-302教室

【交通機関】

〇阪神御影、JR六甲道、または阪急六甲から
市バス16系統(六甲ケーブル下行)に
乗車し、神大国際文化学部前で下車

* 受講のため本学にお越しの際は、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
(どうしてもお車での来学をご希望の方は,事前にお問い合わせください。ただし、駐車スペースには限りがあり、ご希望に添えない場合があります。あらかじめご了承ください。)