Graduate School of Engineering, Kobe University
工学研究科Department
工学研究科は、環境共生型持続的発展社会の構築に直結する工学知識・基盤技術・応用技術を創造し社会還元することをめざす教育研究組織です。
近年の計算機の著しい発達とミクロからマクロレベルに及ぶ様々な物理現象に適した計算手法及び高速プログラムの開発により、コンピュータシミュレーションは理論、実験と並ぶ第3の科学技術手法として位置付けられています。
本コースでは、理工学分野の深い理解と最新の研究成果を基に新たな可能性を追求する能力、分野を横断した多様なシミュレーション工学に習熟し現状を迅速・的確に掌握する能力を有する若手技術・研究者の育成を目的としています。
このサブコースの科目は
博士課程前期課程学生対象の「学際工学特論2」
博士課程後期課程学生対象の「学際工学特論B」
として開講されます。
シミュレーション工学コースは、計算科学、数学の技法を理工学分野の問題解決に応用することを目的として開講された専攻を横断する学際的なコースです。
広範なシミュレーション工学を理解し、シミュレーション結果の解釈と妥当性の自律的判断能力を養うための数値シミュレーションの基礎、新たなプロセスの開発や高効率化、低コスト化を図り迅速な新製品開発、気象、地球環境保全と安全性から、構造の設計と制御、逆問題解析と安全工学、機器設計等の分野、電子・原子レベルの材料評価、ナノデバイスシミュレーションに至る最先端シミュレーション工学の講義を準備しております。
それぞれの講義は、相互に連携をとりつつ、独立して受講できるように配慮しています。