2019年7月26日(金)、オランダのアイントホーヘン工科大学の応用物理専攻(学科)の学部学生から博士大学院の学生24名と、引率の2名の教員が工学研究科を訪問しました。
アイントホーヘン工科大学は、北ブラバント州アイントホーフェンにあり、TU/eという愛称で知られています。設立は1956年で、理学、マネジメント学、医療学が設置されており、総学生数は8,800人以上におよび、留学生はそのうちの1,290人以上を占めています。アイントホーヘン市にはフィリップスやASML等の国際的な大企業があり、卒業後も留学生の7割が仕事を得て市内に留まっているそうです。
また、工学、科学技術に特化した研究大学として知られ、質の高い研究や開発の進展が高く評価されています。同大学では図書館・コミュニケーションルームなどの施設も充実しており、様々な国籍の学生が文化交流を行うことができる環境を整えています。また国際的な評価も高く、世界大学ランキングではQS社(2019)で99位、ヨーロッパ内で34位、オランダでは3位につけています。
今回は、“TU/e Internship in Graduate School of Engineering, Kobe University”として、電気電子工学専攻の喜多隆教授の案内で、電気電子工学専攻フォトニック材料学研究室および先端スマート物質・材料工学研究センターを見学されました。また、双方の学生教員によるプレゼンテーションを通じて、大学と社会の環境の違いや生活文化の話にまで話題を広げて意見交換し、交流を図りました。
今回のアイントホーヘン工科大学のインターンシッププログラムは大学基金によってサポートされており、その基金には企業がお金を出しているということでした。また、一連の訪問先との一切の交渉や計画は、訪問先ごとに学生自身が自分たちで担当を決めて計画していました。インターンシッププログラムの主体が学生自身であることやミーティングにおける好奇心あふれる積極的な質問など、参加した22名の本学教員・学生にも大いに刺激を与えた交流となりました。今後は部局間協定などを進めていきより一層交流を深めていきたいと考えています。