Graduate School of Engineering, Kobe University
研究活動Activity
「社会に要請に応える新しい科学技術」に関する研究を推進するために機動性のある研究体制を構築しています。
市民工学専攻の中山恵介教授の研究課題「Freshwater Carbonによる二酸化炭素貯留量の評価手法の確立」が令和7年度科学研究費助成事業(科研費)の基盤研究(S)に採択されました。
科学研究費助成事業(科研費)基盤研究(S)は独創的、先駆的な研究を格段に発展させるために設けられている大型の研究種目で、研究期間は原則として5年間、研究費の申請総額は5,000万円以上2億円以下としています。
【研究概要】
沿岸浅海域は年間約10億トンのCO2を吸収し、ブルーカーボンとして世界的に注目されていますが、本研究ではその中でも淡水カーボン(Freshwater Carbon)と呼ばれる淡水湖沼や貯水池でのCO2貯留に着目しています。未だ評価技術が確立されていない淡水カーボンについて、海外機関とも連携し、日本だけでなく亜熱帯や地中海性気候帯の多様な湖沼・貯⽔池・ため池を対象としたCO2貯留量を評価する技術を開発することで、カーボンニュートラルへの貢献を目指します。
本研究の概要は日本学術振興会(JSPS)のホームページ上で公開されています。
図1 Freshwater CarbonによるCO2貯留量のフィールド観測や室内実験、そして数値シミュレーションの概念図
【関連サイト】
・令和7(2025)年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)(基盤研究(S))採択課題一覧
https://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/12_kiban/ichiran_r7.html
・中山研究室 HP
https://www2.kobe-u.ac.jp/~aquanak/index.html