Graduate School of Engineering, Kobe University

研究活動Activity

「社会に要請に応える新しい科学技術」に関する研究を推進するために機動性のある研究体制を構築しています。

2023年10月26日

公益財団法人マツダ財団「マツダ研究助成」の贈呈式が行われました

 機械工学専攻・本間浩章准教授が公益財団法人マツダ財団の科学技術振興研究助成に採択され、工学研究科長室にて贈呈式が行われました。

 マツダ研究助成(科学技術振興関係)は、現在ならびに将来にわたって解決が求められている科学技術に関する基礎研究および応用研究を対象として助成を行っており、特に、先進的・独創的な研究や未来をひらく萌芽的研究を期待しています。第39回となる2023年度は238件の応募があり、採択された28件のうちの1件として本間先生の研究が選ばれました。

【研究題目】
エレクトレットにより帯域を拡張するゼロパワー加速度センサの実現

【研究概要】
MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加速度センサは、カメラの手ブレ補正や車のエアバックシステムなど様々な機能を実現してきました。近年、居住空間やオフィス等の狭い空間に加速度センサを複数配置し生活者の行動を振動によりセンシングすることで、効率的な家電機器使用を行う省エネ技術(HEMS)や感染症予防システム等への新しい展開が期待されており、本研究では、無電源で振動を測定可能なゼロパワー加速度センサを実現します。これにより、小型電池でも長期間の連続駆動を可能とし、振動センシングにより社会課題の解決を目指します。

    

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