Kobe University Engineering Summer School 2026を開催しました

「Kobe University Engineering Summer School 2026」(以下、「サマースクール」)を、6月30日から7月10日まで開催しました。ロイヤルメルボルン工科大学(オーストラリア)から16名、マヒドン大学(タイ)から4名、計20名の学生が参加し、神戸大学工学部の学生とともに学びました。今年度のテーマは、「持続可能でインクルーシブな社会を築く工学―共に創る、明るい未来―」です。多様な文化的・学問的背景を持つ学生が協働し、防災、エネルギー転換、環境保全、医療技術、地域課題などについて学び、工学の知識を社会課題の解決に生かす力を養うことを目的として実施しました。

サマースクールでは、応用化学、市民工学、電気電子工学、建築学、機械工学の各分野における講義やラボ見学を行いました。学生は、膜工学、高分子化学、交通シミュレーション、AI、スマートグラス、建築とプレイスメイキング、MEMSなど、幅広い工学分野に触れました。

グローバル研修として実施した明石海峡大橋の見学では、世界最大級の吊橋を支える土木技術や維持管理について学びました。見学後には、神戸大学の学生が主体となって企画した神戸市内でのアクティビティーを実施しました。参加学生は少人数のグループに分かれ、神戸の文化や歴史に触れながら交流を深めました。

 神戸大学未来医工学研究開発センターでは、医療機器の研究開発や工学と医療の連携について学びました。また、書道体験や文化学習を通じて日本文化に触れ、異なる文化的背景を持つ学生同士が互いの価値観や考え方を共有しました。

最終日には、参加学生による協働プロジェクトを実施しました。学生はサマースクールで得た知識や経験をもとに、持続可能でインクルーシブな社会の実現に向けた課題について議論し、解決に向けたアイデアをまとめました。異なる専門分野や文化的背景を持つ仲間と協働する経験を通じて、対話力、課題解決力、国際的な共創力を高める機会となりました。

今年度は、限られた期間の中でも学生同士の交流を促進するため、新たにコミュニケーションシートを導入しました。参加学生は事前に自己紹介や関心のある分野を共有し、プログラム開始前から互いについて知る機会を持ちました。これにより、初対面の学生同士でも会話を始めやすくなり、講義、見学、グループ活動における円滑なコミュニケーションにつながりました。

本サマースクールは、工学の専門知識と社会課題との関係を理解し、多様な人々と協働しながら持続可能な未来を構想する次世代のグローバルエンジニアを育成するプログラムです。参加学生は、学内での講義、企業・研究施設の見学、地域でのフィールドワーク、文化交流を通じて、工学が社会に果たす役割を多角的に学びました。

※「Kobe University Engineering Summer School 2026」は、文部科学省令和 4 年度大学教育再生戦略推進費「大学の世界展開力強化事業~インド太平洋地域等との大学間交流形成支援~」の採択事業「世界的課題解決に向けた工学系グローバル人材育成のための国際共修/協働学修プログラム」の一環として実施したものです。

プログラム詳細