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旧西代学舎の楠



 西代に開校した神戸大学工学部の前身となる神戸高等工業学校は,校内緑化にも力がそそがれましたが,開校当初に植樹された樹木の多くは,隣接する工場地帯の影響で枯れてしまいました.1929年に就任した2代目校長の古宇田実先生の時代に,通用門から運動場にかけて30~40株の楠が新たに植樹されました.戦火に耐えたこれらの楠の一部が戦後の学舎移転とともに六甲台に移植され,ここ市民工学1W棟(旧土木棟)の南庭に息づいています.

 神戸高等工業学校と楠とのつながりは深く,神戸高等工業高校の校歌には,「延元しのぶ菊水の 流れも清き湊川 岸辺にかおる楠の 気高き影にはぐくまる」というくだりがあります.また校章は,南北朝時代の延元元年/建武3年5月25日(西暦1336年7月4日)に、西代学舎のすぐそばを流れる湊川で行われた「湊川の戦い」において,後醍醐天皇方として戦い,あえなく敗れた楠木正成の家紋「菊水」から取ったものです.楠正成を祭る湊川神社にも見事な大木の楠が並んでいます.

 なお楠は,強健で雄大な姿が県のイメージと合うとのことで,1966年(昭和41年)に兵庫県の県樹に制定されています.

旧西代学舎の楠の紹介動画

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