創⽴100周年記念事業募金

募金趣意書

神戸大学工学部は「学務と実務の両立とこれを支える自主的研究の尊重」を掲げて、1921(大正10)年に建築科、電気科、機械科の3科から構成される神戸高等工業学校として設立されました。

現在では、建築学科、市民工学科、電気電子工学科、機械工学科、応用化学科、情報知能工学科の6学科で構成され、2021(令和3)年には工学部創立100周年を迎えます。その間、3万余名にのぼる卒業生の多くが、技術者、経営者、研究者として民間、国、地方公共団体で、また国内外で広く活躍しています。神戸大学工学部では創立以来の伝統である、自由闊達な気風を保ち、学生諸君はのびのびと勉学、研究に励んでいます。

現代社会は、持続可能な世界を実現するために、地球温暖化や環境・エネルギー問題など地球規模の課題に取り組むことが必要となっており、工学技術、さらには工学技術者に求められる素養も変化しつつあります。また,2019(令和元)年12月に発生した新型コロナウィルス(COVID-19)は、私たちの生活はもとより社会そのもののあり方に変化を与えようとしています。

このような時代を踏まえ、神戸大学工学部、大学院工学研究科、大学院システム情報学研究科では、教育の質、研究設備ともに世界水準を維持していけるように、さらに努力を続ける所存です。

今般、神戸大学工学部が2021(令和3)年12月に創立100周年を迎えるにあたって、記念事業を実施することは、工学部、大学院工学研究科、大学院システム情報学研究科の教育と研究をさらに発展、充実させようとするものです。この取り組みは工学教育、研究に寄与するとともに、関連する産業界、社会に対して大いに意義があることと存じます。そして、この意義のある記念事業を実施するために、資金を募ることといたしました。

募金目標金額は2億円、募金期間は2023(令和5)年3月までを予定しております。卒業生諸氏はもとより、広く関連業界その他諸方面のお力添えを賜りたく、何卒この趣旨にご賛同くださいまして、本目標達成に格別のご高配を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

工学部全景(1970(S45)年頃)

工学部全景(1970(S45)年頃)