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神戸大学Lispマシン FAST LISP



 本機は1978〜1979年にシステム工学専攻(当時)の修士論文テーマとして,瀧和男(当時修士課程),金田悠紀夫(当時助教授)らにより開発されました.人工知能向き言語Lispの高速実行を目指し,大型計算機並みの処理速度を実現した我が国初の高速Lispマシンです.

 本機はプロセッサモジュールと32ビット64K語のメモリモジュールから構成され,フロントエンドにLSI-11を持つシステムです.また16語のレジスタファイル,16ビット4K語の高速ハードウェアスタックと56ビット4K語のマイクロプログラムメモリを有し,マイクロシーケンスコントローラにはAMD社のAm2910が用いられています.第2回LISPコンテストの問題の実行時間は,HLISP,OLISPなど大型計算機上のLisp処理系のコンパイル実行と肩を並べるほどでした.

 本機のアーキテクチャは,後の商用LispマシンのFACOM-αやELISに影響を与え,また情報処理学会より情報処理技術遺産にも認定されていることからも,LispマシンFAST LISPは大変貴重な遺産であると言えます.

以下は情報処理学会掲載ページ
http://museum.ipsj.or.jp/heritage/2011/Lisp_FAST_LISP.html

神戸大学Lispマシン FAST LISPの紹介動画

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